ひものの作り方をご紹介【一手間かけるから美味しい!】
こんにちは!北村魚店の新入り、製造担当の清水と申します。
僕は今まで別業種の仕事をしてきたのですが、2024年の春から北村魚店で勤務することになりました。
ひものの加工を初めて気づいたことは、ひもの作りはとても工程が多く、熟成させる時間もかかること。手間暇をかけるからこそおいしいひものができるのだと感じました。
みなさまにもひものの工程を知ってもらいたい、と思い今回の記事を書きました。
それではどうぞ!
①魚市場で魚を仕入れる
北村魚店は魚を尾鷲港から仕入れます。尾鷲港のせり※は7時から始まります。大きい魚からせりにかけられていき、次に細かい魚のせりが始まります。
出来るだけ安く、鮮度の良い物を仕入れられるように心掛けています。
※「せり」とは、魚市場で取引する魚の値段を決める方法です。オークション形式で魚を買い取ります。
②魚を捌く
エラや内蔵を取ることで、腐ることや魚の生臭さを防ぐ効果があるんです。
それに、内臓を取ることでとって、ひもの食べやすくするんです。
③魚を綺麗にする
血を取り除くことで生臭さを防いだり、贈り物に出来るように、おいしく見えるように。見栄えをよくしていきます。目でも楽しんでいただけるよう、ひものは見栄えも大事です。
④塩水やタレに魚を浸す
時間かけて塩水やタレにつけたあとは、干します。
干すことで、魚のもっている生臭さを取り除き、身の奥深くまで塩分が行き渡るようにします。
干物と、一般の魚の塩焼きor醤油味の違いをわかりやすく説明すると、
塩焼きは後から塩をかけるので、中まで味がしみていませんが、
身の中までしっかり味が染み込むから、最初から最後まで味がついているから、全部美味しい!というのが特徴です。
結果的に、塩焼きよりも減塩で食べることもできるんです。
⑤魚を干す
一定の時間乾燥させる事で、表面の余分な水分を、取り除くことで、魚の旨みが増していきます。
⑥ 完成!
美味しい干物の出来上がりです!
おわりに
干物を作り始めてまだ火が浅いですが、干物ってシンプルだけど、奥深いなあ、と思いました。
ぜひお召し上がりください!
ひものを一手間かけて焼くともっとおいしくなるワークショップを10月13日に開催します。こちらもぜひお楽しみくださいね!
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